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OASIS heart 16号

人は誰でも人生のどこかで腎臓病になる可能性がある

音楽の神童、天才作曲家モーツァルト

文献では以前罹った伝染病の影響で慢性的な腎臓病を患っており、1791年11月に再び伝染病にかかったため、症状が急激に悪化して死に至ったとされている。この時代はまだ透析技術も存在していませんし、診断も怪しい。

症状としては全身の浮腫と高熱であったという。ウィーン市の公式記録では「急性粟粒疹熱」とされ、実際の死因は「リューマチ性炎症熱」とも。本人は誰かが毒殺しようとしていると恐れていたようで、その辺りのことは映画「アマデウス」にもなりました。

モーツァルトは放蕩癖があり、経済的には苦しく常に借金を依頼していたようですが、彼は手紙の中で「僕が幸運に恵まれていることは認めますが、作曲はまるっきり別の問題です。長年にわたって、僕ほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人は他には一人もいません。有名な巨匠の作品はすべて念入りに研究しました。

作曲家であるということは精力的な思考と何時間にも及ぶ努力を意味するのです」と語っています。 天才が生涯その精力を注ぎ込んだ音楽、モーツァルトの音楽が人々を魅了するわけです。

サイコ映画の巨匠ヒッチコック

ヒッチコック(1899~1980)も最後は腎不全で亡くなりました。晩年になって映画にかける情熱は衰えるどころかますます強くなっていったのですが、さすがに年には勝てず体が言うことを聞かない。 そして、イライラから酒量(コニャックなので相当強い)が増えるという生活だったようです。80歳で亡くなりましたが、あの体型でコニャックをがぶ飲みしたのですから、多くの合併症を患っていたのでしょう。

ナタリーコールやスピルバーグも

グラミー賞を受賞しているシンガー・ソングライターのナタリーコール(1950~2015)は、58歳の時C型肝炎を発症し、その治療(化学療法)が原因で慢性腎不全となりました。慢性腎不全になってからも世界中をコンサート・ツアーで回っていますが、世界中で透析を受けながらのツアーだったようです。

自分で直接ドナーを募り、腎臓移植を受けています。 その他、「E.T.」などの映画で多くの人を「未知との遭遇」に導いてくれるファンタスティックな映画監督・プロデューサーのスピルバーグも慢性腎不全です。

作家のノーマン・メイラーや劇作家のニール・サイモン、その他ラグビー、サッカーなどのプロスポーツ選手など多数の著名人(アメリカ人でなければ馴染みがないかもしれません)が慢性腎不全だったことが紹介されています。そして、これら著名人の多くが腎臓移植を受けているということです(モーツァルトやヒッチコックは別ですが)。

アメリカでは患者の30%近くが腎臓移植を受けている

この記事は、オーストラリアのクイーンズランドを中心に活動するNPO法人「腎臓サポート・ネットワーク」のホームページを参考にしています。

それを見て気づくことは、移植と人工透析が同等に語られていること、もちろんドナーを見つけることはたやすいことではありませんが、移植が治療の第一選択として当たり前のこととして扱われています。アメリカの統計(2016 USRDS AnnualData report)を調べると、アメリカでは2014年に新規に腎代替療法を導入(移植を含む)した患者は12万人、そのうち3,100人(2.6%)が最初から腎移植を選択しています。

また、腎代替療法を受けている患者67万8千人のうち20万1千人(29.7%)が移植によっています。 腎移植臨床登録集計報告(2016)によると、日本でも腎臓移植の件数は増加傾向にあり、2015 年(1,661 件)で2006 年(1,139件)の46%増、導入患者のうち腎移植を選択した人は392人(2015年)で1%となっています。

違いが大きい献体に対する考え方

日本の臓器移植の遅れについては、一部には例えば、1968年に札幌医科大学で起きた和田移植事件が移植医療への国民の不信感を招いたとか、日本人の死生観・宗教観などが要因とするなど様々な説があるようです。「脳死は人の死か」という命題に「正解」は難しいですね。

死後の臓器提供についての考え方も国によって合意形成の仕方が異なっています。オーストリア、スペイン、イタリア、フランスなどは、人は誰でもいつか臓器不全になるかもしれない存在である以上、皆が平等に自分のため、また人のために臓器を提供する義務を負うという社会連帯を前提として、「NO」と言わなければ死後の臓器提供に同意をしているとみなします。

一方、日本やアメリカでは、臓器提供に同意する人は積極的に「Yes」と言わなければならない、という制度になっています。さらに、家族の同意を必要とするかどうかということが臓器提供数に大きな影響を及ぼしているようです。 「腎臓病患者列伝」から移植医療の領域に迷い込んでしまいましたが、今回はこの辺で筆をおきます。(D.S)

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