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2021年09月01日

透析治療中に確認したい良いスリル音・悪いスリル音

透析スリルは透析患者のシャントを流れる血流の状態を確認する大事な判断材料となります。透析治療におけるスリル、スリル音とはどういったものであるか基本的な知識をつけましょう。

スリル音の聴こえ方や良いスリル音と悪いスリル音の判断の仕方も示しているので、毎日のシャントの確認に役立ててください。

血液の流れ

 

透析治療中のスリルとは

スリルは英語で”thrill”と表記し、日本語での意味は振動です。透析患者のシャント部分に手を触れるとザーザーと血液が流れる振動を触れます。この振動がスリルです。シャントを流れる血流の音を聞いたときに聞こえるザーザーという音はスリル音と呼ばれます。

シャントに血液が問題なく流れているかを確認する際に聴く音がスリル音です。シャントに血液が流れている音はシャント音と呼ばれますが、シャント音とスリル音はほぼ同じような意味合いで用いられています。

・シャントの良い音、悪い音ってどんな音ですか?

スリル音の確認方法

振動として感じられるスリルはシャント部分を指で触れ、指に伝わる振動を確認します。

スリル音はシャント部分に耳をあてて確認して聴くか、もしくは聴診器をシャント部分にあてて聴きます。よりはっきりとスリル音を確認できる方法は聴診器です。

聴診器でスリル音を聴く場合は、最初に動脈と静脈をつないでいる部分である吻合部(ふんごうぶ)に聴診器をあてます。次に、血管に沿って何カ所か聴診器をあてて音を確認します。

・シャントの良い音、悪い音ってどんな音ですか?

聴診器

良いスリル音、悪いスリル音

血液がたくさん流れているのは太く発達したシャントです。血液がたくさん流れているシャントでは、連続したしっかりとした良いスリル音が聴こえ、血管をさわった感じはやわらかく感じられます。

反対に、シャントが狭くなって血液の流れが悪いシャントでは、音が弱い、聴こえ方が違う、心臓のように拍動しているなどの悪いスリル音が聴こえ、血管はさわると硬く感じられます。

シャントが狭くなること(狭窄)や詰まってしまうこと(閉塞)は珍しいことではありません。シャントに起こっている問題にいち早く気づくためには毎日スリル音を確認し、「いつもと違う変化」に気づくことが大切です。そのためには、良いスリル音と悪いスリル音がどのような音か確認しておきましょう。

良いスリル音

良いスリル音は、スリル音を確認したときに「ザーザーザー」、「ゴーゴーゴー」など、連続して血液が流れている低い音が聴こえます。

悪いスリル音

血管が狭くなると聴こえる悪いスリル音は次のような音が聴こえます。

  • ・いつもよりも弱い音
  • ・音が途切れる
  • ・ピーピーという笛のように高い音
  • ・ザッザッと途切れ途切れに続く音
  • ・擦れたような音
  • ・ドクンドクンと拍動が聴こえる
  • ・いつもと違う音
  • ・音が聴こえない

・シャントの良い音、悪い音ってどんな音ですか?
・すでに透析治療をはじめている方
・血液透析|シャントの管理と観察項目(スリル・音の有無など)

まとめ

シャントに血液が多く流れていると、シャントを触れた時に血液が流れる振動が伝わります。シャントに触れて伝わる振動や、シャント部分に耳や聴診器をあててスリル音を聴くとシャントに血液がよく流れているかどうかを確認することができます。

良くないスリル音はシャントが狭くなっているときや塞がっているときに聴こえる音で、シャントを拡げる対応や作り直す対応が必要です。良くないスリル音に早く気づくために、毎日スリル音を確認して「いつものスリル音」を覚えておきましょう。

※コラムに関する個別のご質問には応じておりません。また、当院以外の施設の紹介もできかねます。恐れ入りますが、ご了承ください。

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