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腎臓がんになりやすい?知っておきたい透析治療と腎がんの関係性

透析患者さんの死亡原因の第3位は悪性腫瘍(がん)8.4%です。

なかでも腎臓がんと透析は密接な関係にあります。透析と腎臓がんの関係性について知り、腎臓がんの予防や早期発見に努めることが大切です。

今回は腎臓がんと透析の関係について、詳しくみていきましょう。

 

腎臓がんの基礎知識

腎臓には尿をつくるはたらきをしている腎実質と、つくられた尿が通って集められる腎盂・腎杯とがあります。

腎臓がんとは、一般的には腎臓の実質にできる腎細胞がんのことを指し、腎盂にできる腎盂がんとは区別されます。腎細胞がんは、腎臓の腫瘍のうち約90%を占め、腎盂がんは7~8%とされています。

腎細胞がんは初期は症状がほとんどなく、発見しにくいがんです。一番みられやすい症状は血尿で、痛みを伴わないこともあります。腫瘍が大きくなると、わき腹の痛み、腹部のしこりがみられることもあります。全身症状としては、体重減少、食欲不振、原因不明の発熱、貧血などがみられることもあります。

健診時などの超音波検査で偶然、早期に腎臓がんがみつかり、早期に治療を開始できるケースも増えています。

 

参考文献:腎臓がんについて・症状のあらわれ方は?

透析患者さんと腎臓がんの関係

透析患者さんは腎臓がんになりやすい?

透析患者さんは一般の人よりも腎臓がんになりやすいと言われています。研究報告では一般の人では腎臓がんは高齢の男性に多くみられるのに対し、透析患者さんでは比較的若い男性に多く、透析患者さんが腎臓がんになる割合は一般の人の15倍とあります。

さらに、60歳以下の男性、女性別に透析患者さんと一般の人との腎臓がんの発生数を比べると、男女ともに透析患者さんは一般の人よりも腎臓がんになる割合が100倍以上であったとあります。

透析患者さんの中でも、とくに腎臓がんになりやすいとされる要因は次の3つです。

  • ・比較的若い男性
  • ・透析歴が10年以上
  • ・後天性腎嚢胞になって嚢胞が増大していること(多嚢胞化萎縮腎)

透析腎がんとは

腎臓の機能の低下が進むと、腎臓が萎縮する「萎縮腎」と呼ばれる状態になります。血液透析を長年受けている患者さんは、萎縮腎に後天性の嚢胞が生じやすく、それが増えると「多嚢胞化萎縮腎(ACDK)」と呼ばれる状態になります。嚢胞には発がん性の物質がたまりやすいので、がんのリスクが上がると考えられています。萎縮腎や多嚢胞化萎縮腎は透析腎とよばれ、腎臓がんと合併しやすいと言われています。

透析患者さんでみられる多嚢胞化萎縮腎に伴う腎臓がんの割合は、透析期間が10年未満では17%、透析10年以上では46%という報告があり、透析期間が長期になると多嚢胞化萎縮腎に伴う腎臓がんが増える傾向があります。特に多嚢胞化萎縮腎に伴う腎臓がんは、両方の腎臓にできやすいことも言われています。

透析患者さんでみられる腎臓がんのうち2割は、嚢胞に関係なくみられる腎臓がんで、透析期間が短い高齢者にみられます。

透析患者さんでは、身体の中に尿毒素が溜まって免疫が落ちることなどもがんが発生しやすい要因であると言われています。

透析患者さんと腎臓がん

腎臓がんを予防・早期発見するには

腎臓がんの発生リスクを下げるために生活習慣を守り、早期発見のために定期的な検査を受けましょう。

 

腎臓がんの予防

腎臓がんが発生する要因として、喫煙と肥満があります。また、がん予防には以下の生活習慣が良いとされています。基本的な生活習慣ですが、食生活の見直しと日頃から身体を良く動かすことを心がけ、禁煙、節酒をしてがんになるリスクを低くすることが大切です。

  • ・禁煙
  • ・節酒
  • ・バランスの良い食事
  • ・身体を動かす
  • ・適正体重を維持する
 

腎臓がんの早期発見のために

透析患者さんの腎臓がんが定期検診で見つかった場合と肉眼的血尿などの症状によって見つかった場合とでは、定期検診で見つかった方が生存率が良いという報告があります。

腎臓がんの転移がみられるケースでは、腎臓がんの診断がついたときから転移があった割合が7割であり、自覚症状が出る前に早期に腎臓がんを発見できると予後も良くなることがわかります。

透析患者さんでリスクが高いとされる多嚢胞化萎縮腎に腎臓がんが合併するケースでは、診断がつきにくいことから、早期発見が難しいです。症状がなくてもCTや超音波検査などの定期的な検査を受けることが望まれます。

 

腎臓がんの早期発見

まとめ

透析患者さんでは、透析期間が長期になるに伴って腎臓にたくさん嚢胞ができて肥大する多嚢胞化萎縮腎がみられやすくなります。

多嚢胞化萎縮腎になると腎臓がんを合併するリスクが高くなります。多嚢胞化萎縮腎では、嚢胞に囲われた部分の腎臓がんの発見が難しく、血尿などの症状が出てからではすでに転移がみられるケースもあり、予後も悪くなります。

できるだけ早期に腎臓がんを発見できるように、透析患者さんは腎臓のCTや超音波検査を定期的に受け、日頃から食生活、運動習慣、禁煙、節酒を心がけましょう。

※コラムに関する個別のご質問には応じておりません。また、当院以外の施設の紹介もできかねます。恐れ入りますが、ご了承ください。

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