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【知っておきたい】透析患者さんの入浴方法とポイント

血液透析患者さんのシャントに刺す針は太く、塞がりにくいため、感染に十分注意する必要があります。血圧も変動しやすく、脳虚血や脳梗塞、心筋梗塞などの重篤な疾患を引き起こすリスクもあります。

腹膜透析患者さんの腹部から出ているカテーテルは直接お腹の中とつながっているため、感染すると腹膜炎を起こし命に関わることもあります。特に入浴時に感染対策を行うことが大切です。

今回は、入浴時に感染を起こさないようにするために透析患者さんに知っておいていただきたいポイントについてみていきましょう。

     

血液透析患者さんと入浴

まずは血液透析患者さんの血液透析当日の入浴と、普段の入浴についての注意点を確認していきましょう。

     

血液透析当日の入浴について

血液透析を行った当日は、原則入浴は禁止です。

透析後は血圧が変動して低血圧になりやすい傾向にあります。透析後に入浴すると、血管が拡張してさらに血圧が低くなり、倒れてしまうリスクがあります。また、シャントに刺す針は太く、針を刺した部分からの細菌感染や、出血の可能性があります。

入浴は避け、シャワー浴のみにとどめましょう。また、シャワー浴を行うときも保護テープなどを貼ってシャント部分を濡らさないように注意しましょう。

     

普段の入浴時の注意点

血液透析をしている方は、普段から血圧が変動しやすい傾向にあります。入浴は血圧の変動をもたらすので、体調の悪い日の入浴や長湯、熱すぎるお湯への入浴は避けましょう。

また、脱衣場と浴室の温度差が大きいと血圧変動を起こしやすいため、脱衣場を温めるなどの工夫も大切です。

シャント部からの感染や出血を防ぐために、洗体時はシャント部をゴシゴシこすりすぎないように注意しましょう。

参考文献:一般社団法人 全国腎臓病協議会 全腎協

     

人工透析と入浴

腹膜透析患者さんと入浴

腹膜透析は、お腹の中にカテーテルを通して透析液を入れ、胃や腸などの臓器を覆う腹膜を介して行う透析です。お腹の外に出ているカテーテルはお腹の中へとつながっているので、カテーテルを通して細菌感染しないように入浴する必要があります。

カテーテルが通っているお腹の出口の部分の皮膚は内側に入り込んでいて、お臍のように窪んでいます。

窪みが深くなるとケアが難しくなり、感染を起こしやすくなります。腹膜透析患者さんの入浴方法には、カテーテルの出口の部分を保護する方法と保護しない方法の2種類があります。

    

人工透析と入浴のポイント

入浴方法の種類と注意点(腹膜透析患者さん向け)

入浴時は浴槽をしっかり洗ってからお湯を張りましょう。カテーテルの出口部分をよく観察して腫れや赤み、痛み、滲出液がないかを確認します。

感染の疑いがある場合は入浴せず、主治医の指示に従いましょう。また、入浴時には出口部分を強くこすりすぎたり、カテーテルを引っ張ったりしないように注意が必要です。

腹膜透析患者さんの入浴方法は、カテーテルの出口部分を保護して入浴するクローズド浴と、保護しないで入浴するオープン浴の2種類があります。

    

クローズド浴

カテーテルの出口からの細菌の侵入を防ぐために、腹膜透析専用の入浴用パックや水を通さないフィルムでカテーテルを覆って保護してから入浴します。

クローズド入浴の問題点としては、入浴前後の処置に時間がかかる、腹部を十分に洗えない、入浴用パックの購入費用がかかるという点があります。

オープン浴

オープン浴は入浴パックなどを使わず、カテーテルをビニール袋に入れ、カテーテルの出口部分は何も覆わずに入浴する方法です。

カテーテルをお腹に挿入する手術の2~3か月後からカテーテルの出口部分の状態が良好な場合にオープン浴が可能となります。

オープン浴では感染予防のために一番風呂に入ります。殺菌効果のある浴用洗浄剤を使用することでより安心して入浴できます。温泉や公衆浴場の入浴は、感染リスクが高いためオープン浴はおすすめできません。

参考文献:CAPD :オープン入浴 腎不全Vol.36表1-4特色_02 63P

人工透析と入浴の注意点

入浴時の出口部ケア方法とポイント

クローズド浴とオープン浴のケア方法のポイントをみていきましょう。

クローズド浴のケア方法

最初に頭と身体を洗ってから湯船につかります。浴室を出て身体を拭いてから、カテーテルを保護していたパックやフィルムを外します

カテーテルの出口の周囲を固く絞ったガーゼで拭いた後、指導されている消毒方法に従い、カテーテルの出口部分の消毒を行います。

オープン浴のケア方法

頭と身体を洗った後に、泡立てた石けんでカテーテルの出口の周囲を洗います。石けんをシャワーで洗い流し、清潔なタオルやガーゼで水分をしっかりふき取ります。

その後、湯船につかった後に再度カテーテルの出口部分をシャワーで洗い流し、清潔なタオルやガーゼで水分をしっかりふき取ります。

人工透析と入浴の注意点

まとめ

透析患者さんは血圧変動と感染に注意して入浴を行う必要があります。血液透析患者さんは、透析当日の入浴は原則禁止です。

また、シャントの保護と清潔を保ち、特に腹膜透析患者さんはカテーテルをしっかり保護すること・出口周囲を清潔に保つことが大切です。

シャント部分やカテーテルの出口部分に変化がないかを確認し、異常がみられた場合や体調がすぐれないときは入浴は避け、医師に相談するようにしましょう。

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