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クレアチニン値が高い?基準値と数値からわかることとは

腎臓のはたらきが低下すると、老廃物を尿の中へ排出する力が弱くなり、筋肉に含まれるたんぱく質の老廃物であるクレアチニンの血液中の濃度が高くなります。

クレアチニンの数値は、透析治療を開始する時期の検討材料として、全身症状や日常生活の障害の程度などと一緒に用いられます。クレアチニンの正常値とクレアチニンの値が高いときに考えられる病気についてみていきましょう。

     

腎臓のはたらきとクレアチニンの数値

クレアチニンとは、筋肉に含まれるたんぱく質の一種であるクレアチンが、筋肉を動かすエネルギーとして使われた後の老廃物です。

クレアチニンは、腎臓の糸球体でろ過されて尿の中に排出されます。クレアチニンが排出されるのは腎臓からのみで、腎臓の働きが低下すると尿の中にクレアチニンが排出される量が減ります。

排出されるクレアチニンが減ると血液中のクレアチニンが増え、クレアチニンの数値が高くなります。

     

クレアチニンが腎臓のはたらき以外で高くなる場合

クレアチニンの数値は筋肉量に比例します。運動・筋力トレーニングや高たんぱく食の摂取によって筋肉量が過剰に多い場合には、クレアチニンの数値も高くなります。

反対に、過剰に痩せていて筋肉量が少なくなっている場合には、クレアチニンの数値が低くなります。

一般的に、男性は女性よりも筋肉量が多いので、男性は女性よりもクレアチニンの数値が高くなることがあります。また、高齢者よりも若い方では筋肉量が多いので、クレアチニンの数値は高くなる傾向があります。

腎臓のはたらきが著しく悪くなると、筋肉量や栄養状態に影響を受けやすくなるため、症状や尿の状態などから、総合的な評価が必要となります。

参考文献1:クレアチニンっていったい何? 腎機能の状態の把握や改善に役立てよう

参考文献2:慢性腎臓病:自分でできる腎臓の健康チェック!

     

クレアチニンと腎臓の関係

クレアチニンの基準値

クレアチニンの数値は、血液検査の血清クレアチニン(Cr)で表されます。血清クレアチニンの基準値は、文献や医療機関によって多少の違いがありますが、男性:0.65~1.07 mg/dL 女性:0.46-0.79mg/dLとされています。

腎臓のはたらきの指標となるクレアチニンの数値と症状、日常生活への支障の程度から、透析治療を開始する時期が検討されます。

クレアチニンの数値が8mg/dl以上となってから透析治療を開始すると、それ以下の数値で透析を導入したときよりも寿命が長くなることが報告されています。

参考文献:1)大阪医科大学附属病院 中央検査部 わかりやすい検査案内 腎臓疾患編2019 年 1 月 第 8 版

     

クレアチニンの数値の結果

クレアチニンの数値が高い場合に疑われる病気と症状

クレアチニンの数値が高い場合には、糸球体腎炎や腎不全、うっ血性心不全、脱水症、先端巨大症などが疑われます。

     

糸球体腎炎

糸球体腎炎には急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急速進行性糸球体腎炎があります。

急性糸球体腎炎の症状

咽頭炎や皮膚の感染症にかかってから1~2週間後にむくみ、血尿、身体のだるさ、高血圧、息苦しさなどの症状がみられ、自然によくなっていきます。

慢性糸球体腎炎の症状

自覚症状は特になく、慢性的な腎機能の異常が続きます。検診時の尿検査の異常を指摘されて発覚することが多い糸球体腎炎です。

ネフローゼ症候群

高度のたんぱく尿、手足のむくみ、むくみによる体重増加、身体のだるさなどの症状がみられます。

急速進行性糸球体腎炎

腎機能が数週間から数か月間に急速に悪くなります。身体のだるさやむくみ、微熱、息苦しさ、咳などの症状がみられますが、症状がみられないこともあります。

腎不全

腎臓のはたらきが正常の30%以下となって、老廃物を腎臓から充分に排出できない状態となり、身体の中に老廃物が溜まって、身体のだるさ、むくみ、怒りっぽい、食欲低下、かゆみ、口臭、吐き気、高血圧、尿量減少、息苦しさ、不眠、頭痛などの症状がみられます。

うっ血性心不全

心臓の働きが弱くなり、全身へ血液を送り出すことができなくなります。慢性的な症状がみられる慢性心不全は、動作時の息切れ、食欲低下、咳、ピンク色の痰、動悸、下肢のむくみ、体重増加、運動能力の低下、夜間の息苦しさなどの症状がみられます。

突然症状が現れる急性心不全では、呼吸困難、意識低下などの症状もみられます。

脱水症

体内の水分と塩分が失われて、めまいや立ちくらみ、足がつる、頭痛、吐き気、身体のだるさ、脱力感、集中力・判断力の低下、血圧低下、食欲低下などの症状がみられます。

重症になると、意識障害やけいれんなどが起こることもあります。脱水症は水分補給が十分でなかった場合や広範囲な熱傷を受けた場合に起こりやすくなります。

先端巨大症・巨人症

成長ホルモンの過剰分泌によって、先端巨大症では手足や指が大きくなる、おでこや顎が突き出る、鼻や唇・耳が大きくなる、声が低くなる、手のしびれなどの症状がみられます。巨人症では身長が異常に伸びます。

先端巨大症や巨人症では、高血圧、糖尿病、大腸がんなどの合併症にかかりやすく、<放置しておくと死亡リスクが高くなるため、適切な治療を受けることが大切です。

参考文献:糸球体腎炎

クレアチニンの数値とむくみ

まとめ

クレアチニンは、腎臓の機能が低下して、老廃物を尿の中に排出する量が減ってくると、数値が高くなります。

クレアチニンの数値が高くなると、糸球体腎炎や腎不全、心不全、脱水症、先端巨大症・巨人症などの病気の可能性があります。クレアチニンの数値が高いと言われたら、自覚症状や日常生活の状況などを詳しく医師に伝え、適切な治療を受けましょう。

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