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お酒は飲んでも大丈夫?透析患者さんとアルコールの関係

透析をしていたらお酒は飲んではいけない?という疑問は、透析患者さん本人やご家族の方も気になるところだと思います。

結論としては、透析患者さんの身体の状態によって異なります。肝臓や膵臓の病気、糖尿病、そのほかの理由によって、飲酒が禁止の場合もあります。飲酒が可能かどうかは必ず主治医に確認することが必要です。

飲酒が可能である場合も、透析患者さんの場合は1日の水分量と食事摂取基準量内で飲む必要があるので、お酒と付き合うときのポイントを確認していきましょう。

 

透析患者さんはお酒を飲んでも良いか

透析患者さんが飲酒をしても良いかは、患者さんが合併している疾患、飲んでいる薬、身体の状態によって異なります。お酒を飲んでも良いかはまずは主治医に確認しましょう。透析患者さんが飲酒について、特に気をつけなければならない状態は以下のような場合です。

  • ・肝臓や膵臓の異常がある場合
  • ・血圧を下げる薬を服用している場合
  • ・糖尿病で高血糖やアルコール性低血糖のリスクが高い場合
  • ・尿酸値が高い場合
  • ・体重の増加が大きい場合
 

透析患者さんとお酒

知っておきたい透析患者さんのお酒と付き合うポイント

飲酒をしても良い透析患者さんの場合でも、好きなだけお酒を飲んで良いわけではありません。

透析患者さんは普段から水分や栄養成分の摂取制限があるため、水分量、塩分・リン・カリウムの量に注意して飲むことが必要です。お酒の水分量、お酒やおつまみに含まれるカリウムとリンの量、おつまみの量の3つのポイントについて確認していきましょう。

一日の水分量としてカウント

飲酒する量は一日の水分量としてカウントします。透析患者さんの食事摂取基準の水分量は、血液透析患者さんで「できるだけ少なく」、腹膜透析患者さんで「腹膜透析除水量+尿量」となっており、目安としては一日500~600mlを目指します。

1日の水分量の目安量は、水やお茶など普段飲む水分量も含めての目安量です。お酒の種類によって100g(100ml)あたりに含まれる水分量は異なります。

水分量の少ないお酒でも水割りや果汁、炭酸水などを加えると水分量が多くなるので注意が必要です。

100ml当たりの成分量 水分 アルコール エネルギー カリウム リン
清酒(普通酒) 82.4g 12.3g 109kcal 5mg 7mg
ビール(淡色) 92.8g 3.7g 40kcal 34mg 15mg
発泡酒 92.0g 4.2g 45kcal 13mg 8mg
ワイン(白) 88.6g 9.1g 73kcal 60mg 12mg
ワイン(赤) 88.7g 9.3g 73kcal 110mg 13mg
ウイスキー 66.6g 33.4g 237kcal 1mg Tr

表1 アルコール100g(100ml)中に含まれる成分 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)から出典」
※0g: 食品成分表の最小記載量の1/10未満
※Tr: 食品成分表の最小記載量の1/10以上5/10未満
※1ml=1gとして換算

参考文献:日本透析医学会 慢性透析患者の食事療法基準 透析会誌 47( 5 ):287~291 2014

透析患者さんとお酒の量

おつまみやお酒のリン・カリウム量をチェック

お酒の種類によっては、カリウム、リンが多く含まれるお酒もあります。ワインや梅酒などの果実酒やビールにはカリウムが多く含まれています。(表1参照)

お酒を飲む際にはおつまみと一緒に楽しむことが多いと思いますが、おつまみのリン・カリウム・塩分量・たんぱく質量もチェックしておきましょう。

市販のビーフジャーキーやさきいかはカリウム・リン・塩分・たんぱく質の含まれる量が多くなります。チーズならクリームチーズを少量、冷ややっこやもずくを少しの調味料で工夫するなどしておつまみを選びましょう。

100g当たりの成分量 カリウム リン 塩分 エネルギー たんぱく質
ビーフジャーキー 760mg 420mg 4.8g 315kcal 54.8g
カマンベールチーズ(1箱) 60mg 330mg 2.0g 310kcal 19.1g
さきいか 230mg 430mg 6.9g 279kcal 17.3g
クラッカー 110mg 190mg 1.5g 492kcal 8.5g
豆腐 150mg 68mg 0 62kcall 5.3g
もずく 2mg 2mg 0.2g 4kcal 0.2g
 

おつまみの量が増えないように注意

お酒と一緒におつまみを食べているとついついおつまみが進んでしまうということがあると思いますが、おつまみの量が増えてしまうと、カリウム・リン・食塩・たんぱく質などの摂り過ぎになってしまいます。

あらかじめ、食べても良い量をお皿に出して楽しみましょう。

 

透析患者さんと一日のお酒の目安量

お酒を楽しむときには水分量だけでなく、お酒に含まれるアルコール量・カリウムやリンの量、おつまみに含まれるカリウム・リン・たんぱく質量も考えたいところです。

1日のアルコール量は平均純アルコールで20g程度、女性は10程度、高齢者はより少量とされています。

透析患者さんが目安にしたい1日のお酒量を確認しましょう。

  • ・ウイスキー、ブランデー:ストレートで30ml程度(女性は15ml)
  • ・ビール:250ml程度(女性は175ml)
  • ・焼酎:40ml程度(女性は20ml)
  • ・ワイン(赤・白):100ml(女性は50ml)
  • ・梅酒:100ml(女性は50ml)
  • ・清酒:90ml(女性は45ml)
 

透析患者さんとおつまみ

まとめ

肝臓や膵臓、糖尿病、そのほか飲んでいる薬や体調によっても飲酒が可能かどうかは異なってきますので、透析患者さんがお酒を楽しむ場合にはまずは主治医へ飲酒が可能かの確認が必要です。

飲酒が可能な場合でも好きなだけ飲んで良いということではありません。1日に摂取しても良い水分量、栄養成分量の中で楽しむ必要があります。

初めに飲んでも良いお酒の量をコップに注ぎ、おつまみはお皿に出しておいて、飲みすぎ、食べ過ぎがないように工夫しましょう。

※コラムに関する個別のご質問には応じておりません。また、当院以外の施設の紹介もできかねます。恐れ入りますが、ご了承ください。

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