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2022年12月21日

世界の透析市場が成長し続ける6つの理由

世界の透析市場は年々成長し続けており、これからも成長すると予測されています。どれくらいの規模であるか、透析市場が成長するのはなぜかを具体的な数値を示して説明しています。新型コロナウイルスの影響や日本の透析市場の現状と今後についても紹介しています。

世界の透析市場規模

世界

世界の透析市場は、2020年には912億ドル、2021年には973億1574万米ドルに達しました。2022年から2030年にかけては年平均成長率(CAGR)6.70%で成長し、2030年には1744億4670万ドルに達すると予測されています。

・PRTIMES 2021.7.13 透析市場は2028年までに1,298億ドルに達すると予測される
・PRTIMES 2022.2.25 世界の透析市場は2030年までに174446.7 百万米ドルの価値があると予想されています| 年平均成長率(CAGR):6.70%

透析市場が成長する理由

血液中の老廃物や余分な水分を取り除く腎臓の機能が低下した場合には、透析治療で低下した腎臓の機能を補助します。血液の浄化を人工膜で行うのが人工透析で、患者自身の腹膜を用いて血液浄化を行うのが腹膜透析です。透析治療は腎不全治療の選択肢として多く選ばれる治療です。

透析市場を成長させる理由として、次の6つが挙げられます。

  • 糖尿病や高血圧症、末期腎疾患患者の増加
  • 高齢者人口の増加
  • 新製品開発への投資の増加
  • 医療費の増加
  • 可処分所得(自分で自由に使える手取り収入)の増加
  • 腎不全の治療の選択肢として透析治療が選ばれる頻度が高い

・PRTIMES 2021.7.13 透析市場は2028年までに1,298億ドルに達すると予測される%
・PRTIMES 2022.2.25 世界の透析市場は2030年までに174446.7 百万米ドルの価値があると予想されています| 年平均成長率(CAGR):6.70%

上昇

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響

コロナ

ワンフロアに多くのベッドが並んだ環境に免疫が低下している透析患者が多く集まっている透析施設において、感染者が一人でもいるとクラスターが発生しかねません。透析患者は新型コロナウイルスに感染すると重症化する恐れがあり、厳格な感染予防対策が必要です。しかし、ベッド間の間隔を空けたり、パーテーションを立てたりなどの対応はスペースの問題から難しい透析施設が多いのが現状です。

もし、透析患者が新型コロナウイルスに感染した場合は、週3日の透析治療を止めることはできず、ほかの患者への感染を防ぐために個室の環境で持ち運びが可能な出張透析装置で治療する対応が求められます。しかし、出張透析装置は非常に高価であり、ほとんどの透析施設では装置が不足していて、厳密な感染対策行うのに十分とはいえない環境下で透析治療を続けている状況です。

腎臓病ではない患者が、新型コロナウイルスに感染し、腎臓の急性腎感染症(AKI)を引き起こして透析治療が必要になる可能性もあります。透析治療に使用する消耗品や医薬品が不足して、透析が行われないといった事態も発生しています。新型コロナウイルス感染症が透析医療へもたらす影響は非常に大きいものです。

・PRTIMES 2022.2.25 世界の透析市場は2030年までに174446.7 百万米ドルの価値があると予想されています| 年平均成長率(CAGR):6.70%
・東洋経済ONLINE
・NHK 感染した透析患者の個室治療に必要な装置 病院の4分の1で不足

日本の透析市場は?

日本

腎不全末期の治療の選択肢は透析療法と腎臓移植の2通りありますが、日本における2018年の腎臓移植件数は1865例であり、30万人を超えている透析患者と比べると、透析治療が選択されることが圧倒的に多いのが現状です1)。

日本の透析患者数は年々増加しており、2020年に透析を新たに導入した患者は4万人を超え、透析治療の総患者数は34万7671人にのぼります。国民363.1人に1人が透析治療を受けており、米国腎臓データシステムによると、日本の透析患者の有病率は台湾に次ぐ2位で世界でもトップクラスを誇ります2)。

透析大国とも呼ばれる日本の人工透析医療費は年間総額1.6兆円を超えるといわれており3)、令和2年度の国民医療費42兆9665億円からみると4)、透析医療費は総医療費の約4%を占めています。

透析患者数は2021年を境に減少するという研究がありますが2)、今後も糖尿病、高血圧症、末期腎疾患患者、高齢者は増加する見込みであり、透析患者本人の望む生活を大切にした在宅における透析医療と、透析が必要になる状態を防ぐ予防医療が発展していくと考えられます。

・1)腎不全 治療選択とその実際 2020年版
・2)わが国の慢性透析療法の現況(2020 年 12 月 31 日現在)
・3)透析大国ニッポン!一度始めたら一生やめられない人工透析の「真実」
・4)令和2(2020)年度 国民医療費の概況

参照:https://coralcap.co/2020/10/kidney-disease-startup/

まとめ

世界の透析市場規模は、糖尿病・高血圧症・末期腎疾患患者の増加、高齢者の増加、腎不全治療の第一選択として透析治療が選ばれる、新製品開発への投資や医療費の増加、可処分所得の増加などにより、これからも増加し続ける見込みです。日本の透析市場は世界の中でもトップクラスであり、日本国内の医療においても大きなウエイトを占めています。

高血圧や糖尿病などの生活習慣病患者や高齢者が増えると透析患者の増加につながるので、早いうちから予防に努めることも大切でしょう。

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