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2022年07月13日

レオカーナとは?透析と併用する場合の注意点

レオカーナとはどのようなものなのか、レオカーナの概要、副作用、禁忌について説明します。レオカーナを透析と併用する場合の注意点にも触れているので、これから治療を受ける人や現在受けている人も参考にしてください。

レオカーナとは

レオカーナは、LDL吸着療法で使用される閉塞性動脈硬化症用の吸着式血液浄化用浄化器です。LDL吸着療法は、体から血液を取り出して動脈硬化を促進するLDLやフィブリノーゲンを浄化器で吸着し、再び血液を体に戻して足の血流改善を図ります。

閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化が進んで動脈の内部が狭くなったり、詰まったりして血流が障害される病気です。多くは足の動脈が障害されるため、末梢動脈疾患と呼ばれることもあります。

動脈硬化

初期は足のしびれや冷たさ、歩行時の痛みなどの症状がみられますが、重症化して潰瘍や壊死が起こる重症下肢虚血となると、最悪の場合、足を切断しなければなりません。

閉塞性動脈硬化症の治療としては、薬で血管を拡げる薬物療法や、狭くなった血管に風船を入れて物理的に血管を拡げる血管内治療、詰まった血管を遠回りして新しい血液の通り道をつくる外科療法などがあります。

血管内治療や外科療法が不可能な重症下肢虚血の場合にLDL吸着療法が適応となります。

・KANEKA MEDICAL PRODUCTS レオカーナについて
・三菱ケミカルホールディングスグループファーマサイト 閉塞性動脈硬化症

レオカーナの副作用

レオカーナの副作用として、誤嚥性肺炎、貧血、狭心症、口の感覚鈍麻、胸部不快感、痛み、発熱、壊死、感染、シャント閉塞、頭痛、胸水、呼吸困難、失見当識、かゆみ、皮膚出血などがあります。

副作用

・レオカーナ 添付文書

レオカーナの禁忌について

高血圧の治療薬のACE阻害薬を服用している患者は血圧が低下し、ショックを起こす可能性があるため使用は禁忌です。

使用を注意しなければならない場合として、以下の患者が挙げられます。

  • 頭蓋内出血や消化管出血などの出血傾向がある患者
  • 重症の心疾患や脳血管障害、コントロール困難な高血圧や低血圧の患者
  • 40kg未満の低体重の患者
  • アレルギー性疾患のある患者
  • 重症の貧血がある
  • 低フィブリノーゲン血症の患者
  • 血圧を下げる薬や血液をサラサラにする薬を服用している患者

・レオカーナ 添付文書

レオカーナを透析と併用する注意点

動脈硬化

閉塞性動脈硬化症のうち、重症下肢虚血の約40%が透析患者という報告もあり1)、LDL吸着療法の適応となる透析患者は少なくありません。

レオカーナを利用するLDL吸着療法は1回約2時間かかります2)。透析患者がLDL吸着療法を行う場合、1回4~5時間の透析時間に加えてLDL吸着療法にかかる2時間がプラスされ、患者には時間的な負担がかかります。

治療時間を短縮するためにLDL吸着療法を透析と併用する場合、体の中の血液の状態が変動しやすくなるため、目標とする除水量を確保しながら安全に透析と併用しなければなりません。そのため、除水量が多くならないように、体重コントロールをしっかりと行う必要があります。

また、糖尿病を合併している患者は、とくに透析中の血圧が不安定になりやすいので、より注意が必要です。

・1)一般社団法人 日本フットケア・足病医学会 閉塞性動脈硬化症の潰瘍治療における吸着型血液浄化器に関する適正使用指針
・2)KANEKA MEDICAL PRODUCTS レオカーナについて
・血液透析とLDL 吸着療法の同時併用療法の現状と問題点

まとめ

レオカーナは、動脈硬化を促進するLDLやフィブリノーゲンを吸着する血液浄化用浄化器です。重症化した潰瘍や壊死のある足の治療が行える一方で、レオカーナを使うことによる誤嚥性肺炎や貧血などの副作用のリスクやACE阻害薬を服用している患者には使用できないといった制限もあります。

透析と併用してLDL吸着療法を行う場合は血液の状態が変動しやすくなります。とくに、糖尿病があると血圧が不安定になりやすいため、体重管理をしっかりと行いましょう。

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