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腎臓の病気は遺伝する?透析患者さんが知っておきたい豆知識

自分が透析を受けている方は、子供も透析が必要になるのでは?と心配されることがあるかと思います。また、ご家族が腎臓病を患って透析を受けている方は、自分も将来透析が必要になるのだろうかと不安に思われることもあるでしょう。

透析が必要となる腎臓の病気の中には遺伝する病気もありますが、透析の原因疾患としては少なく、多くの場合は遺伝よりも生活習慣と深く関係しています。遺伝する腎臓の病気と生活習慣を見直す大切さについて詳しくみていきましょう。

     

透析が必要な状態は子供に遺伝する?

透析が必要となる腎臓の病気で、遺伝が原因のものにはアルポート症候群、多発性嚢胞腎がありますが、それほど多くの割合を占めているわけではありません。透析が必要となる病気の約4割は糖尿病性腎症が占めています。

     

透析治療の原因疾患に関するグラフ

図1 わが国の慢性透析療法の現況(2018年12月31日現在)

参考文献:わが国の慢性透析療法の現況(2018年12月31日現在)図16 導入患者 原疾患割合の推移1983-2018

アルポート症候群

アルポート症候群は遺伝性の糸球体腎炎で男性に多く、幼少期から検査にて血尿がみられ、30歳代までに透析治療が必要となります。女性では症状が軽いことが多いですが、透析が必要となる場合もあります。腎障害のほかに、進行性の聴覚障害や眼の症状を伴うことが特徴です。

アルポート症候群の患者さんの80%は家族からの遺伝で、残りの20%は家族にアルポート症候群の方がおらず、遺伝子の突然変異で発症します。

     

多発性嚢胞腎

多発性嚢胞腎は、腎臓にたくさん水がたまった袋(嚢胞)ができ、それがだんだん大きくなって腎臓の機能が低下する遺伝性の病気です。初期は無症状で経過し、腎臓の嚢胞が増えて大きくなると、お腹が張る感じが出てきます。

そのほかにもスポーツで身体に衝撃が加わった後に血尿がみられることや、腹痛、腰背部痛、食欲低下、易疲労感、身体のだるさ、息切れなどがみられます。高血圧を伴うことが多く、脳出血を起こすこともあります。腎機能が低下して腎不全になると透析治療が必要となります。

両親のどちらかが多発性嚢胞腎であると50%の確率で遺伝しますが、家族に多発性嚢胞腎の方がいなくても遺伝子の突然変異で起こることもあります。

     

透析治療と腎臓病の遺伝の関係

高血圧や肥満は遺伝する可能性があるので注意

一部の遺伝性疾患を除いて、透析が必要となる場合は生活習慣病が深く関係していることがほとんどです。生活習慣病を持つ家族がいると、生活習慣病になりやすい体質が遺伝することがあります。

     

糖尿病性腎症の原因となる2型糖尿病

透析の原因となる疾患の中で最も多い糖尿病性腎症は、糖尿病の合併症です。糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があり、わが国の糖尿病の多くは生活習慣から起こる2型糖尿病です。

2型糖尿病は糖尿病になりやすい体質に加齢や肥満、運動不足、高脂血症、高血圧といった生活習慣が加わることで発症します。

糖尿病は透析の導入の原因となる以外にも、たくさんの合併症を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患のリスクも高くなります。

家族に2型糖尿病の方がいることで、必ずしも子供が2型糖尿病を発症するということはありません。ただし、家族に2型糖尿病の人がいる場合、糖尿病になりやすい体質を受け継いでいる可能性があります。2型糖尿病を発症しないためにも、日ごろから生活習慣に気をつけることが大切です。

     

生活習慣病が深く関係している慢性腎臓病(CKD)

透析が必要となる病気として、慢性腎臓病も挙げられます。

慢性腎臓病には、高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症などの生活習慣病が深く関わっています。

生活習慣病を招きやすい体質が遺伝することはありますが、慢性腎臓病が直接遺伝するということではありません。

家族に高血圧や肥満、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の人がいると、血圧が高くなりやすい、太りやすい、コレステロールが高くなりやすいといった体質が子どもに遺伝することがあります。

     

慢性腎臓病と生活習慣

遺伝ではなく生活習慣の見直しも大切

糖尿病性腎症の原因となる2型糖尿病や、腎不全を引き起こす慢性腎臓病の方が家族にいると、「自分も将来、透析治療が必要になるのでは?」と遺伝的な要因が心配になるかもしれません。

しかし、透析治療を受ける家族がいたとしても生活習慣病が起因している場合は、ご自身が生活習慣に気をつけることで将来的な透析治療を回避することが可能です。

糖尿病性腎症や慢性腎臓病は多くの場合、遺伝的に生活習慣病になりやすい体質に乱れた食生活・生活習慣が加わることで発症します。

日頃から生活習慣に注意することで発病を防ぐことができるので、生活習慣を見直すことが大切です。

 

腎臓病と透析の関係

まとめ

透析が必要となる腎臓の病気の中には遺伝するものもあります。ただし、遺伝性病気が原因で透析治療を受けられるケースは、透析治療数全体からすると少ないです。

透析の原因として最も多いのが、糖尿病性腎症を起こす2型糖尿病や慢性腎臓病によるものです。

2型糖尿病や慢性腎臓病の場合、直接的に病気が遺伝することはほとんどありません。ただし、「生活習慣病になりやすい体質」が遺伝している可能性があることから、生活習慣に配慮することが大切です。

食習慣や喫煙・運動といった日ごろの生活習慣を見直し、生活習慣病を予防することが重要です。

※コラムに関する個別のご質問には応じておりません。また、当院以外の施設の紹介もできかねます。恐れ入りますが、ご了承ください。

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