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2026年06月04日

透析中の便秘にマグミットは使える?効果と注意点をわかりやすく解説

透析治療を受けている方の中には、便秘に悩む方も少なくありません。水分制限や食事内容の変化、運動量の低下などが影響し、排便リズムが乱れやすくなります。こうした場合に処方されることがある薬の一つがマグミット(酸化マグネシウム)です。

しかし、「透析中でも使ってよいのか」「副作用は大丈夫か」と不安に感じる方もいるでしょう。この記事では、マグミットの作用と透析患者における使用時の注意点について解説します。

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透析患者は便秘になりやすいのか?

透析患者は複数の要因から便秘に陥りやすい状態です。

日々の水分管理によって便に含まれる水分が減少し、硬くなりやすくなります。また、カリウムの摂取を抑えるために生野菜や果物を控える結果、腸内環境を整える食物繊維が不足し、腸のぜん動運動が低下しやすくなります。

さらに、治療に欠かせない薬剤の副作用も要因の一つです。リン吸着薬や鉄剤などの服用が、便秘を誘発するケースもみられます。このように、生活習慣と治療の両面から、透析患者は慢性的な便秘が起こりやすい状態です。

・渡邊有三 維持透析患者の便秘対策―特に塩酸セベラマーとの関連― 日本透析医学会21巻2号 207-213

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マグミットとは?便秘に使われる理由

マグミットは、有効成分として酸化マグネシウムを含む薬剤です。便秘の改善や胃酸の中和を目的に使用されます。腸内では水分を引き寄せる作用により便をやわらかくし、自然な排便を促す「浸透圧性下剤」に分類されます。

刺激性の下剤と異なり、直接的に腸の動きを促すのではなく、便をやわらかくすることで排便を助ける作用が特徴です。慢性的な便秘に対して継続的に使用されることもあります。

酸化マグネシウムは一部が体内に吸収されるため、腎機能が低下している場合には血清マグネシウム濃度が上昇しやすくなります。特に透析を受けている方は注意が必要であり、使用にあたっては医師の管理のもとで適切な量を守ることが大切です。

・独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 マグミット細粒83% 添付文書 2025年8月改訂(第2版、用法及び用量変更),2023年7月改訂(第1版)(2026.3.20閲覧)

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透析患者がマグミットを服用するときの注意点

透析患者がマグミットを使用する際に注意すべき点は、高マグネシウム血症を起こすリスクです。高マグネシウム血症は、吐き気や眠気、筋力低下などの症状が見られ、重症の場合には不整脈や意識障害、呼吸抑制、心停止などを起こす可能性があります。異常が見られた場合は直ちに服用を中止し、適切な処置を受けることが必要があります。

通常マグネシウムは腎臓から排泄されますが、腎機能が低下していると、排泄が十分に行われず、体内に蓄積しやすくなります。マグミットを使用する場合は、他に服用している薬剤の状況や個人の状態に応じて、用量や服用頻度の調整が必要になるため、医師の指示に従って服用することが大切です。

また、継続的に使用する場合は定期的な血液検査によって、血清マグネシウム値の確認も必要です。

・厚生労働省 医薬品・医療機器等安全性情報(平成27年度) 医薬品・医療機器等安全性情報No.328

まとめ

透析患者は水分制限や食事内容、服用している薬剤の影響などにより便秘になりやすい傾向があります。マグミットは便をやわらかくすることで排便を促す薬です。腎機能が低下している透析患者ではマグネシウムが体内に蓄積しやすく、高マグネシウム血症のリスクがあるため注意が必要です。マグミットは医師の指示に従って服用し、体調の変化や検査値も確認しながら適切に管理することが大切です。

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